起立性調節障害とは?
起立性調節障害は起き上がったときや立ち上がったとき血圧が急激に低下しめまいやふらつきや腹痛などが現れる症状と言われています。疲れやすく朝起きれなくなったり、不登校の原因になることが多いと言われています。
意外と認知されていない病気らしく、時間がたつと元気になるのでまわりから誤解されやすい病気といわれています。
私の子供も頭痛や腹痛(特に腹痛)が症状として表れました。症状が出る度に、小児科や内科、産婦人科や耳鼻咽頭科など色々なところに受診しましたが、腹痛のくすりや頭痛の薬を処方してくれるだけで、診断名など特に言われたことは無かったです。なので、その診断名を聞いたときは本当に色々な意味で複雑な感じでした・・。
子供が突然学校に行けなくなる・・
2月のまだ寒く薄暗い朝・・・。突然始まりました(いや少し違うかな?予兆はあったと思います・・。ただそこまでとは思っていなかったです)
布団の中で丸まって泣いている子供に気づいた・・
私「どうしたの?おなか痛いの?」
子供「・・・・・・・」
私「まだ起きるには早いよ?もう少し寝よ?」
子供「学校に行きたくない・・。学校に行けない・・・」(泣きながら消えるような声で・・)
私「えっ・・・!!」
もうどうしたら良いのかわからないけど、たぶんいや確実にこのまま学校に行かせてはいけないのはわかりました。
とりあえず、会社の上司に連絡をして仕事を休ませてもらわないと・・(無事お休みをもらうことができました)
子供の告白をうけ学校に相談する
会社を休みをもらい、どうしようかと悩んだ末
学校に今後のこともあるので相談に行こうと考えました。学校に連絡して担任の先生に連絡し、相談がありますと伝えました。
担任の先生は担当の授業があるため、対応は難しいとのことで学級担当の先生が対応してくれるようになりました。ちょうど、その日の2時間目に生徒全員が体育館に集まるので、子供が他の生徒と合わずに対応してくれる時間があるとのことで、そのぐらいの時間で対応してくれるとのことでした。
先生「2時間目始まったぐらいに学校に来れますか?」
私「はい、行けます。」
先生「子供さんは一緒に来れますか?それとも家で一緒に話を聞きましょうか?」
子供に内容を話し、学校に行くのと家に来てもらえるのとどっちが良いか確認する・・
私「学校に一緒に行きます」
時間が近づくにつれて子供の症状は落ち着き、少し水分を取ることができるようになりました。
学校に行くと言ってくれましたが、学校に行く時間が近づいて来るにつれて
子供「どうしても行かないかん?今日はそれだけでいいの?」
朝学校に行けないと伝えたことで、子供自身学校に行きづらくなっているらしくなかなか着替えることが出来ない状況でした。
行く時10分前になってなんとか着替え終わり学校に行くことができました。
その後、親子二人して泣きながら、先生との対話で子供にどうしたいか何が不安なのか等聞いてくれたのですが、学級担任の先生が最後まで聞いてくれてから「このまま休んだら学校来れなくなるよ。〇〇さんは大丈夫だから明日から来て」って言って話を終わらせたことが少し違和感を覚えました。
学校側の配慮で、外からは見えないようにカーテンで隠れるようにできる部屋を用意していただけたこと配慮がありがたかったです。
その時の話や合いの中で、先生は「大丈夫。まだ学校に来ることができているから大丈夫」と言い一方的に話が終了したことが少し不満ではありましたが、子供も私もこういう場面を作っていただいたこと感謝しております。
結局この段階では原因はわからず、総合病院を含め4カ所(小児科や内科、脳外科や産婦人科)など休む度に受診しましたがわからず、ずっとにもやもやした気持ちで過ごしていました。そのうち冬休みに入り、学校に通学するという負担は私も子供もなくなり少し気持ちが楽になりました。
新学期を迎え症状によりわかってきた・・
進級してから、新しい先生が担任として赴任してきました。(これが私たち家族にとっては転機になりました)
お陰様で学校側の連携により、子供の事を引き継いでくれていたので、度々休みがあっても理解してくれていました。
新学期になり、1学期の懇談会の際担任の先生と話をしていると
「そういう事を言っている子供さんの症状に心当たりがあります。起立性調節障害って知っていますか?もちろん、違う可能性もありますが、よかったら一度病院に行って先生と話を聞いて見てください」
と言われました。言われた瞬間、頭の中でいろんな事がよぎりました・・。
心の声「えっ、病気?なぜ私は気づけなかった・・。なんで今までいろんな病院行ったのにわからなかった?診断を受けたら、子供の将来はどうなるんだろう?私の仕事も事も考えないといかない?」
などなど人間って数秒なのにこれだけのことを考えることができるんだと、後で関心してしまうほど頭の中で色々な考えがフル回転していました。
その後病院にいき、両親との対話と子供だけの対話や症状の確認検査等をした後診断を受けるまではなく、予備軍との診断でした。
先生からは「予備軍ですが、今後症状が進行していく可能性や症状も落ちつく可能性もあります。心の病の診断の可能性もあります。ゆっくり気長に向き合っていきましょう!!」と言ってもらいました。
診断はされなかった安心と、診断はないので学校をこれからどうしていけば良いかという不安と、じゃあ原因が今確定していない中どうしていけばいいか等の不安が残りました・・。
不安の中、色々調べていくと「起立性調節障害 母親のせい」「起立性調節障害 不登校」「起立性調節障害 大人原因」などつらいワードばかり見えてきてすごく気持ちが沈みました。
これからもゆっくり見守って行く
今も子供は朝起きると「頭が痛い・・」「おなかが痛い・・」等で学校をいけない日が続いています。それでも、子供にいらいらいしては言ってはいけないと思いながらでも「なんで行けないの?昨日明日は行くって言ってたやろ!!」など、言った後で後悔しかなく自分を責めてしまう日々が続いています。
同じような日々を過ごしている皆さまいろいろあると思いますが、一緒にゆっくり穏やかな生活ができたらと祈っています。
ではでは、最後まで読んでいただきありがとうございました。また今後の状況をお伝えしていきたいと思っています。